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太陽光発電システムのメンテナンスについて解説
試験内容と必要な機器のご紹介

はじめに

再生可能エネルギーの中でも国内での普及率が最も高い太陽光発電ですが、その一方で台風などの自然災害などにより倒壊、漏電による火災など重大な事故による被害が報告されています。

2016年に一般社団法人 日本電機工業会(JEMA)と一般社団法人 太陽光発電協会(JPEA)によって作成された「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」は、10kW以上の産業用途の太陽光発電所の急速な普及を受けて2019年12月に第2版へと改訂されました。

これはシステムの安定的な稼働に必要な運用・管理及び保守・点検(O&M:オペレーション&メンテナンス)の実施における安全面や効率の改善、またベースとなった国際規格であるIEC 62446-1及び2の改定を反映させたものとなっています。

ここでは、今回追記されたバイパス回路の点検方法を含め太陽光発電システムのO&Mに関する各点検方法とこれに使用するレンタル可能な計測器をご紹介します。

太陽光発電システム O&M 弊社推奨機器一覧

(試験内容は「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」による)

カテゴリ1:最小要件一全システムに適用する基準試験
試験内容 弊社推奨機器
1 接地抵抗試験
(接地及び等電位ボンディング導体が設置されている場合はその導体)
接地抵抗計
日置電機(株)FT6031
2 極性試験 ストリングチェッカ
(株)アイテス SZ-200
3 接続箱試験
4 ストリング開放電圧試験
※1 ストリングインピーダンス試験
5 機能試験 特になし(機能の確認のみ)
6 DC回路の絶縁抵抗 絶縁抵抗計
日置電機(株)IR4055・IR4053
※1 バイパスダイオード試験 バイパスダイオードチェッカ
日置電機(株)FT4310
カテゴリ2:カテゴリ1試験後に行う拡張試験
試験内容 弊社推奨機器
1 ストリングI-Vカーブ測定 I-Vカーブトレーサ 日置電機(株)FT4300
日射センサ Z2004 ※2
電圧・熱電対ロガー LR8515 ※2
2 ストリング回路電流試験 クランプメータ
日置電機(株)CM4376
3 サーモグラフィ試験 サーモグラフィ
フルーク社 TiS55
※1 モジュール電路探査 ソーラーパネルチェッカ
(株)アイテス SI-200
ソラメンテ Z/iS 連携キット ※3
延長棒 ※3

※1ガイドラインには無いが、メーカーが推奨する項目

※2日射量とパネル温度によりリアルタイムで補正する為に必要

※3太陽光パネルを新規設置後に不良を発見する為のオプション

レンタル品のご紹介はこちら 

JET PV O&M 認証

一般財団法人 電気安全環境研究所(JET)による「太陽光発電システム保守点検認証(JET PV O&M認証)」では使用される測定機器は国家機関とのトレーサビリティがある校正が行われていることが必須です。

弊社が保有する計測器類は基本的に年1回、国家機関とのトレーサビリティがある校正が行われているため、上記認証に基づく保守点検業務にもご使用いただくことができます。

[参考]

太陽光発電システム保守点検ガイドライン(一般社団法人 日本電機工業会・一般社団法人 太陽光発電協会)

太陽光発電システムの定期点検及び不具合調査に関するガイドライン(一般財団法人 電気安全環境研究所)

PVメジャメントブック(東洋計測器株式会社)

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