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ロボット・実用機器

2026/06/30

業務用清掃ロボットの正しい選び方

現場に合った一台を選ぶために、導入前に押さえておきたいポイント

~清掃ロボットの導入が広がる背景~

近年、オフィス、商業施設、ホテル、病院、介護施設、倉庫など、さまざまな現場で清掃ロボットの導入が進んでいます。

背景にあるのは、人手不足や人件費の上昇だけではありません。限られた人員で清掃品質を維持したい、スタッフにはより付加価値の高い業務に集中してもらいたい。こうした課題に対し、清掃ロボットは有効な選択肢の一つとなっています。

一方で、清掃ロボットと一口に言っても、特徴はさまざまです。

  • 除塵や吸引に適したタイプ
  • 水拭きや床洗浄に対応したタイプ
  • 大型施設や倉庫向けのタイプ
  • オフィス向けのコンパクトなタイプ

大切なのは、機能の多さだけで比較することではありません。
自社の現場にどのような清掃課題があり、どの作業をロボットに任せたいのかを整理することが重要です。

1.まず整理したい「どんな清掃を任せたいか」

最初に考えたいのは「何をきれいにしたいのか」です。

たとえば、次のような汚れを日常的に取り除きたい場合は、除塵や吸引に強いタイプが適しています。

  • ホコリ
  • 髪の毛
  • 砂ぼこり
  • 小さなゴミ

オフィス、ホテルの共用部、商業施設の通路など、乾いた床面の清掃を中心に考える現場では、こうしたタイプが導入しやすい傾向にあります。

一方で、以下のような場所では、水拭きや床洗浄に対応したタイプを検討することが重要です。

  • 飲食スペース
  • 介護施設
  • 病院
  • 厨房周辺
  • 水回りに近いエリア

これらの場所では、床のベタつき、水分を含んだ汚れ、衛生面への配慮が課題になることがあります。

まずは、清掃したい汚れを整理することが、機種選定の第一歩になります。

2.除塵タイプと水拭き対応タイプの違い

除塵タイプは、ホコリや髪の毛、細かなゴミを取り除くことに適しています。日々の床面清掃を効率化し、一定の清潔感を維持したい現場で活用しやすいタイプです。

一方、水拭き対応タイプは、床面に付着した汚れやベタつきへの対応に向いています。衛生管理を重視する現場では、水拭き機能の有無が選定の大きな分岐点になります。

ただし、水拭きができるからといって、すべての現場に最適とは限りません。水を使用するため、床材との相性、清掃後の乾きやすさ、給水・排水の手間なども確認する必要があります。

 

3.清掃場所の広さ・形状で選ぶ

清掃ロボットは、清掃する場所の広さや形状によっても適したタイプが変わります。

倉庫、工場、大型商業施設のように広い面積を清掃する場合は、清掃幅が広く、長時間稼働できる大型タイプが向いています。

一方で、オフィス、クリニック、小規模店舗、介護施設の共用部などでは、家具や備品、人の動線が多く、通路幅も限られます。このような現場では、小回りが利き、狭い場所でも走行しやすいコンパクトなタイプが適している場合があります。

また、同じ施設内でも床材や汚れの種類が異なる場合があるため、一台で複数エリアを清掃するのか、エリアごとに使い分けるのかも検討したいポイントです。

4.導入後の運用まで考える

清掃ロボットは導入して終わりではありません。日々の運用まで含めて設計することで、現場に定着しやすくなります。

運用時には、次のような管理が必要です。

  • ゴミの回収
  • タンクの給排水
  • バッテリー充電
  • 消耗品交換
  • 清掃ルートの設定
  • トラブル時の対応

操作が複雑すぎると、担当者が限られ、結果として使われなくなる可能性もあります。

また、清掃ロボットは人の仕事をすべて置き換えるものではありません。

広い床面の反復清掃はロボットが担い、棚の上、トイレ、洗面台、壁際の細かな汚れなどは人が対応するなど、役割分担を明確にすることで、スタッフはより細かな清掃や利用者対応に時間を使いやすくなります。

5.導入前のデモ・トライアルで現場との相性を確認する

清掃ロボットは、カタログ上の性能だけでは判断しにくい商材です。

同じ清掃機能を持つロボットでも、実際の現場では、障害物の多さ、人の往来、清掃時間帯などによって、使いやすさや清掃効果が変わります。

そのため、本格導入を検討する前に、デモやトライアルで現場との相性を確認することが重要です。

実際の床面で問題なく走行できるか、汚れに効果があるか、操作やメンテナンスを現場スタッフが無理なく行えるかを確認しておくことで、導入後のギャップを減らせます。

清掃ロボットは、導入後に長期間利用するケースが多いため、事前確認が不十分なまま進めると、期待した効果を得にくくなる可能性があります。

だからこそ、「どのロボットを選ぶか」だけでなく、「どのような運用であれば現場に定着するか」まで確認することが大切です。

まとめ

清掃ロボットを選ぶ際は、価格や機能の多さだけで判断するのではなく、現場の清掃課題に合っているかを確認することが大切です。

除塵か水拭きか、床材や清掃エリアに合っているか、清掃場所の広さや形状に合っているか、日々の運用が無理なく行えるか、人とロボットの役割分担をどう設計するか。

こうした点を整理したうえで、導入前にデモ・トライアルで相性を確認することが重要です。

清掃ロボットは、現場の働き方を見直すきっかけにもなります。「自社の現場には、どのような清掃の仕組みが合っているか」という視点で検討することで、清掃品質の向上、業務負担の軽減につながります。

 

清掃業務の省力化や品質向上をご検討の際は、SMFLレンタルへご相談ください。お客様のご要望に合わせて、最適な清掃ロボット選びをサポートします。