更新日:2020/11/9
私は小学生のころ、インコを飼っていました。
手乗りインコでしたので、私にとてもなついていました。
とてもかわいいのですが、困ったことも少々…
それは、「鳥かごから出すと帰ってこないこと」。
遊ぶことが大好きな鳥でしたので、かごに戻るのを極端に嫌がりました。私が捕まえようという素振りを見せたとたん、捕まるまいと手の届かない場所へ逃げられます。
しかし、自由に飛び回るインコを捕まえるのは至難の業、、、、ではありませんでした。
そんな時、私は台所からスイカを持ってきて、鳥に見せるのです。
鳥はスイカを見たとたん、これまでの抵抗をやめ、すぐにこちらへ向かって飛んできます。
鳥はスイカの種が大好物だったのです。
どんな高級な餌よりも、スイカの種を好んでいました。
夢中でスイカの種を食べている鳥は無防備なので、すぐに捕まえられました。
そんなことを繰り返していたある日、小鳥はキラキラと輝く視線でこちらを見つめました。
私はずっと小鳥と暮らしているのです、小鳥が何を伝えたいかなんて容易にわかります。
この視線は「スイカを寄越せ」と言っているのです。
そんな凶悪な視線で見つめられるなんて、、、、耐えられません!
スイカをあげないわけにはいきません!
そんな感じで、私はいつも小鳥の言いなりになっていました。しかし、それはとても幸せな日々でした。
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あれから○○年、もうその小鳥はいませんが、あのキラキラした視線はずっと記憶に残っています。
当社も昨今の情勢を踏まえて在宅勤務が増えてきました。ずっと一人で仕事をするのは寂しいので、いつか2代目の相棒をお迎えしたいなと思っています。