アンテナカプラ・シールドボックス
5G試験環境をレンタルで省スペース化!
コンパクトにダイナミックに「近くで測る」
5Gに使用される周波数帯域での試験環境を省スペース化
OTA評価対象物を同軸ケーブルで測定
アンテナカプラを使うことで、被測定物に接触または近距離で測定することが出来ます。
大幅に省スペース化ができ、5Gのスマートフォンや、ローカル5Gの端末試験系においては卓上サイズの測定系が実現できます。
5Gアンテナカプラとは?
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アンテナカプラとは?
アンテナカプラは計測を目的としたアンテナで、測定物に近づけてRFカップリングを行うアンテナです。
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アンテナとの違いとは?
カバーする周波数が広いのが特長(数百MHz~数GHzをカバー)VSWR(反射減衰量)が若干大きくなるのが欠点。
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決定的な優位性は?
測定物に近づけて、接触して使うことが可能。これにより空間による電波への影響を軽減できる。
5Gアンテナカプラの優位性
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ホーンアンテナでの測定では、被測定物と距離をとる必要があります。
スマートフォンなどは、アンテナから見ると金属の塊になり全反射状態と同じになり、近距離ではアンテナ特性に激しい乱れが発生して測定が不安定になります。
よって、ある程度の距離が必要になるため数m規模の測定系になります。
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5Gアンテナカプラの特徴
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機能面
- 低歪伝送路構造
- 低群遅延特性構造
- 変調制度(EVM)1%以下達成
- アンテナカプラ放射面方向の全反射状態時の反射波影響吸収機能
- 水平・垂直両偏波対応、MIMO対応など用途別多品種
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アンテナとの比較
- 測定物と接触(0mm)または近距離(~100mm)で電波結合測定可能。
- ホーンアンテナ方式と比べ、空間距離を非常に短く(0mm)出来るため電波伝搬の影響を受けにくい。
- 複数のアンテナカプラを1つに搭載したMIMO対応もラインアップ。
- 周波数や用途により15種類のアンテナカプラを用意。
- 金属性のホーンアンテナに比べ、樹脂製により反射波が無くアイソレーション(30dB以上)悪化の影響を受けにくい。
5Gアンテナカプラの用途
検査可能対象物
5G携帯端末、5G基地局、5G搭載モジュール、ローカル5G端末、ローカル5G基地局等
検査対応項目
5Gハンドオーバー、MIMO試験、プロトコル機能試験、ビームフォーミング試験、パフォーマンス試験
検査対応周波数
サブ6帯、28GHz帯、39GHz帯、60GHz帯
5G対応 コンポーネント・ソリューション周波数別一覧
5G対応 コンポーネント・ソリューション周波数別一覧
下記に示す試験や測定に活用することができます。
特にシールドボックスを使う試験や測定では、お客様のサイズに合わせた各種5G専用シールドボックスや冶具を含めた測定ソリューションのご提供が可能です。
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1電力測定・スプリアス測定・EVM測定・パターン測定
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2MIMO試験
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3ビームフォーミング試験
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4ハンドオーバー試験
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5基地局フィールド調査
測定を実現する5G検査用シールドボックス FS-1905
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