100年に一度の大変革期といわれる自動車業界の構造変化を表す「CASE」において、「自動化」の意味を持つA(Autonomous)の技術開発が進められています。
自動運転のレベルは0~5までの6段階に分けて定義されており、現時点では運行の主体が人(Lv.2)かシステム(Lv.3)かの大きな分かれ目にいる段階となります。
設計/開発工程を経て、いざ性能を評価しようとしても、機材・設備が足りず試験にお困りではないでしょうか。当社はパートナーと協働し、様々な機材のレンタル・試験サービスを提供しております。
ADAS性能に関係する各種規格に応じた試験サービスをご提供。
他にも、お客様独自のシナリオに合わせて試験環境をご用意、開発プロセスの試験をサポートいたします。
NCAP(New Car Assessment Program)試験とは消費者に情報を提供することを目的とした新型車の安全性を評価するための試験であり、各対象に準じた評価試験を実施できます。
UNR(United Nations Regulation)試験とは各国の認証を容易にすることを目的とした新型車の安全性を評価するための試験であり、各対象に準じた評価試験を実施できます
(数日単位:必要な時期に必要な期間だけ) or (数年単位:購入予算が足りない、資産化しない導入)
車両ターゲット
Soft Car 360
Soft Car 360ターゲットはNCAP, NHTSA, IIHS等の法規試験に対応している3D車両ターゲットです。
試験車両がGSTと衝突した場合、Soft Car 360は各種コンポー ネントがバラバラになる事で、試験車両への損傷を低減させることができます。数社の顧客によって広範囲にテストされ、車両センサーによって実車同様に認識されます。
車両ターゲットプラットフォーム
(GST MKⅡ(80/100/120))
GST試験システムは、先進運転支援システム(ADAS)の評価・検証のために開発されました。GSTは試験車両に損傷を与えることなくADAS関連の試験評価・検証を繰り返し実施する事が可能です。GSTシステムはEURO-NCAPに認証されており、堅牢なフレーム、高精度GNSS/INSシステム、そして様々なターゲットとシンクロ可能です。
VRUターゲット
(Soft Motorcycle 360/Soft Pedestrian 360)
Soft Motorcycle 360は、最⼤80km/hの速度でも安定した耐久性と現実的な代⽤オートバイターゲットです。回転するホイ ールとリアルな形状により、カメラ/レーダー/ライダーなどの⾞両センサーシステムによって確実に認識されます。 Soft Pedestrian 360は、次世代の関節式代理歩⾏者ターゲットであり、VRUテストに全く新しいレベルの現実性と⾞両保護をもたらします。
VRUターゲットプラットフォーム
Launch Pad ( SPIN/50/60/80 )
LaunchPad(LP)はADAS・ADの開発とテストのためのVulnerable Road User(VRU)ターゲット( 歩行者、サイクリスト、モーターサイクルダミー)を搭載させるように設計された遠隔操作が可能なプラットフォームです。 このLaunchPadは車両の乗り越えに十分対応できる堅牢性を備えています。 GSTと同様に、軌道と速度制御プロファイルの作成が可能で、ADAS・ADテストが可能です。このLaunchPadはシンクロ及び軌道追従技術を使用し、対象車両との正確な連動を可能にします。
Steering Robot
(TorusーS(SR15/35/60/60 Torus/150/Halo))
ステアリングロボットは、正確かつ反復可能な入力を車両のステアリングに伝達することで、テストエンジニアからの入力を完全に除去し、自立的な操舵を可能にします。UNR/NCAP/FMVSSなどの多くの業界標準のテスト要件を満たします。エアバッグを取り外さずに設置できるのは、AB Dynamicsの独自のシステムであり、国際特許によって保護されております。
CBAR
(CBAR(600/600L/1000))
Combined Brake and Accelerator Robot(CBAR)は、世界で最も多く使用されているペダル・アクセルロボットです。単独で使用することも、ステアリングロボットと組み合わせて使用し、車両を完全に制御することもできます。 車両の制動性能をテストし検証するために、車両メーカ・サプライヤーで採用され、EURO NCAP/J NCAP並びに各地域のNCAPで使用されています。
GNSS/INSシステム
(RT3000/RT-BASE)
RTシリーズは、車体のロール・ピッチ・スリップアングル等車両挙動の全パラメーターを高精度に測定するためのシステムです。ADAS・AD テスト用の機能を利用することで最大4つの移動ターゲットを追跡し、テスト用車両と相対的な位置・向き・速度・加速度を計測できます。これらの計測は全てRTで実施可能で、セットアップ時間を短縮できます。
RT-BASE
GNSS補正のための耐候性携帯基地局
RT-BASEは、GNSS信号の補正を行うためのポータブルな基地局です。RTCA、RTCA2、RTCM、RTCM3、CMR、CMR+など、一般的な形式で補正を送信できるため、多くのGNSS受信機とも互換性があります。また、GNSS/INSシステムの正確な位置情報を補正し、高精度な測定データを提供することができます。
シミュレーター
(ACSIMシリーズ)
実車の体験に近い感覚を伝えるレーシングシミュレーター。サーキット走行を前提としたシミュレータに何が必要かを考えたとき、路面情報や挙動情報をより正確にドライバーに伝える事。それは、筐体剛性の向上とドライビングポジションを最適化して限界走行であるサーキット走行の再現性をより高める事です。
データロガーおよびHILシステム
(XYLON QUATTRO)
コンパクトで堅牢な筐体に内蔵された、超高速大容量データレコーダーです。実車走行データの収録、検証用データセットの作成、データを実信号形式で再生し、ECUへ実車同様のタイミングで入力可能です。また、超高速データ処理能力を活用し、シミュレータ出力を実データ形式に変換してECUに入力する事も可能です。