CISPR 16-2-1は、主に9kHz~30MHzの周波数範囲の伝導妨害についての測定方法及び測定に使用される機器の使用について記述されています。
具体的なところでは、測定する際のDUT及び周辺装置の配置や擬似回路網の仕様などです。
CISPR 22は情報技術装置(ITE)からの放射及び伝導妨害に対する許容値とその測定方法が定められています。
EMCの規格の中では最もメジャーであると言っても過言ではなく、ITE以外の規格にも参照規格として多く引用されていました。
しかしITEが様々な機能を取り込むなどマルチメディア化が進んだことにより2017年3月で廃止され、新たにCISPR 32が策定されました。
ECE-R10には引用規格としてCISPR 22が残されています。