油中粒子計測器 PI-1000は、油中のミクロンレベル粒子を無人で安定的に長時間計測できる次世代のオイルメンテナンス管理システムです。
しゅう動部品を含む産業機械では、異常状態の前兆として油中に特徴的な摩耗粉が放出されます。この摩耗粉を捉えることで機械設備の状態監視を行い「メンテナンスタイミングの最適化」と「しゅう動部品の延命」が可能となります。部品交換やオイル交換タイミングの最適化によって常に良好に保ち、危険な状況や破損等大きなトラブルの防止やトータルコストの削減を図ります。

焼付き時の各サイズの粒子放出挙動(事例)


初期なじみ時の油中粒子(SEM画像)
小径粒子の放出挙動から初期なじみ終了を把握
本体前面
全体
により、安定した長時間の無人計測が可能
EMC対策品であるPLCを用いることで、耐ノイズ性と計測精度を向上。故障予知や状態監視への応用が可能な計測システムです。装置内に小型ポンプを搭載し給油・排油を自動で実施するので、排油したオイルを計測対象機器へ戻す(オイルのリユース)ことも可能です。
本体とLANまたはネットワーク(別途用意)を介して操作できるソフトで、取得データや回路内の動きが一目で確認できます。また着目したい粒子群を任意に選びその放出挙動変化を追うことができます。


| 計測方法 | 光遮蔽法 |
| 検出器 発光部 | 半導体レーザー |
| 最大出力:1 mW | |
| 波長:655 nm | |
| 検出器 受光部 | PD(フォトダイオード) |
| 検出粒子径範囲 | 5 ~ 150 nm |
| 1回の計測液量 | 約20 ml |
| 計測可能粘度 | ~2,400 cSt |
| 電源電圧 | AC100 V 50/60 Hz ±5 % |
| 外形寸法(mm) | 305 x 285 x 390 |
| 重量 | 約22 kg |