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油中粒子計測器 PI-1000のご紹介

油中粒子計測器 PI-1000は、油中のミクロンレベル粒子を無人で安定的に長時間計測できる次世代のオイルメンテナンス管理システムです。

しゅう動部品を含む産業機械では、異常状態の前兆として油中に特徴的な摩耗粉が放出されます。この摩耗粉を捉えることで機械設備の状態監視を行い「メンテナンスタイミングの最適化」と「しゅう動部品の延命」が可能となります。部品交換やオイル交換タイミングの最適化によって常に良好に保ち、危険な状況や破損等大きなトラブルの防止やトータルコストの削減を図ります。

設備寿命と摩耗粉との関係

設備寿命と摩耗粉との関係

粒子計測方法概要

  • 粒子計測方法
  • 焼付き時の各サイズの粒子放出挙動(事例)

    焼付き時の各サイズの粒子放出挙動(事例)

電子顕微鏡での油中粒子画像例

  • 電子顕微鏡での油中粒子画像例1
  • 電子顕微鏡での油中粒子画像例2
初期なじみ時の油中粒子(SEM画像)

初期なじみ時の油中粒子(SEM画像)

矢印
小径粒子の放出挙動から初期なじみ終了を把握

小径粒子の放出挙動から初期なじみ終了を把握

装置構成と運用図

  • 耐振動や石英セルの汚れに強い検出方法を採用
  • コンパクトで効率の良い脱泡構造を用いることで、泡の影響を排除した計測が可能
  • 本体前面

    本体前面

  • 全体

    全体

特長

  • 実績のあるレーザー光遮蔽法
  • 独自の脱泡装置
  • オイルポンプ内蔵

により、安定した長時間の無人計測が可能

EMC対策品であるPLCを用いることで、耐ノイズ性と計測精度を向上。故障予知や状態監視への応用が可能な計測システムです。装置内に小型ポンプを搭載し給油・排油を自動で実施するので、排油したオイルを計測対象機器へ戻す(オイルのリユース)ことも可能です。

オイル計測(流路)概要図

オイル計測(流路)概要図

用途の例

用途の例

直感的に操作可能なソフトウェア

本体とLANまたはネットワーク(別途用意)を介して操作できるソフトで、取得データや回路内の動きが一目で確認できます。また着目したい粒子群を任意に選びその放出挙動変化を追うことができます。

  • 用途の例
  • 用途の例
本体仕様
計測方法 光遮蔽法
検出器 発光部 半導体レーザー
最大出力:1 mW
波長:655 nm
検出器 受光部 PD(フォトダイオード)
検出粒子径範囲 5 ~ 150 nm
1回の計測液量 約20 ml
計測可能粘度 ~2,400 cSt
電源電圧 AC100 V 50/60 Hz ±5 %
外形寸法(mm) 305 x 285 x 390
重量 約22 kg

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