バッテリ評価における課題解決
~放電特性のシミュレート~
バッテリの振る舞いを再現し性能を評価
今後も更なる拡大が予想されているバッテリ市場。経産省の「蓄電池産業戦略※」によると世界のバッテリ市場は急成長し、2030年には約40兆円、2050年には約100兆円に達すると予測されています。
そこで私たちは新たに、小型の電子機器やモーター等に使用されるバッテリの性能評価に最適なケースレーのバッテリシミュレータ「2281S」とソースメータ「2460」をご提案します。バッテリ評価における下記のような課題にお困りの際などに是非ご利用ください。
※出典 蓄電池産業戦略(2022年8月31日 蓄電池産業戦略検討官民協議会)
バッテリ評価における課題
再現性の確保 ~モデル取得装置によるバッテリモデルの取得~
実バッテリの放電曲線をモデル取得装置(ソースメータ)で取り込むことで、その放電伝特性曲線からバッテリ残量に対する開放電圧、内部抵抗のテーブルを自動で生成しバッテリのモデルとして保存されます。これをバッテリシミュレータに読み込ませることで、高い再現性でバッテリの特性を出力することができます。
実際のバッテリを使用しない為、大幅なコストの削減も可能です。
取得したバッテリモデルをUSBメモリでインポート
特定の状態の再現 ~バッテリモデルの編集~
ソースメータで取得したバッテリモデルは、本体や表計算ソフトで簡単に編集することができます。
- 劣化した状態のバッテリモデルの作成
- 特定のバッテリ残量からのテスト(SoCを1%単位から入力可能)
- バッテリ容量(Ah)の設定を変更し、駆動時間の検証を短縮
バッテリシミュレータとは?
1ESR(内部抵抗)を再現
2バッテリの残量を算出
- 継続的に電流を測定、積算し残量を算出
- μAレベルでの測定、積算も可能
- パルス電流も検出(最小パルス:140μs, 2ms)
3バッテリ残量に応じた出力の状態変化をシミュレーション
2281S型 バッテリシミュレータ
2281Sを電池の代替として使用
便利な3つの使用法
-
フル充電状態からの試験
- 使用電荷を積算し放電曲線を再現
- 負荷とESRに応じた電圧降下を再現
- バッテリ残量に応じてESRが変化
-
特定のバッテリ残量からの試験
- 任意の残量から再現
- バッテリの残量検出、シャットダウン、負荷試験を、同じ条件で何度でも可能
-
バッテリ容量を小さくしての試験
シミュレーション機能の主な仕様
- 最大電圧
- 20V
- 最大電流
- 6A(放電シミュレーション時)
1A(充電シミュレーション時)
- 内部抵抗
- -0.1~10Ω
バッテリシミュレータ、ソースメータをレンタルでご用意!
レンタル可能品のご紹介
ケースレーインスツルメンツ社
バッテリシミュレータ
2281S-20-6
- 充電状態の関数として使用される、オープン回路電圧と内部抵抗を含む101ポイントのモデル
- 製品の平均消費電流に基づいたモデルの作成が可能
- オープン回路電圧(Voc)をプログラムする場合は、他のすべてのモデル・パラメータはオープン回路電圧設定に対応して変化
- 充電状態(SOC)をプログラムする場合は、他のすべてのモデル・パラメータはSOC設定に対応して変化
ケースレーインスツルメンツ社
ソースメータ
2460
- 半導体パラメータ・アナライザ、カーブ・トレーサ、I-V 測定システムの機能を、わずかなコストで実現
- ソース(印加)/シンク(4象限)の動作
- ハイパワーの材料、デバイス、および炭化ケイ素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、DC-DCコンバータ、パワーMOSFET、太陽電池/パネル、LEDなどのデバイス、照 明システム、電気化学セル、バッテリなどの特性評価とテストに
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