電子デバイス部品の熱設計をサポート
熱設計の重要性
近年、電子システムの高性能化や小型化が進むことで、電子デバイスの発熱量は増加しています。発熱が規定値を超えると性能低下や故障のリスクが高まります。そのため、設計段階で熱源の把握や熱経路の最適化、放熱構造や材料の選定を組み合わせた熱設計が重要です。熱解析によるシミュレーションや計測器を使用した検証を活用することで、効率的な熱マネジメントを実現しデバイスの安定した動作と長期的な信頼性の確保につなげることができます。
熱設計方法
熱設計では、回路に電気が流れることで発生する発熱量だけでなく、周辺部品から伝わる熱も考慮する必要があります。周囲から受ける熱の影響は主に基盤などの物体を通じて伝わる『熱伝導』、空気中の温度差によって伝わる『対流熱』、物体から放射される『熱放射』として考えられます。
SMFLレンタルのサービス内容
SMFLレンタルでは設計段階の検証に最適な熱解析ソフトと製品評価に最適な計測器をレンタルでご提供しています。
設計検証に最適な熱解析ソフトをご紹介
SMFLレンタルが提供する熱解析ソフトは、熱伝達・自然対流・強制対流・熱放射・共役熱伝達といった複雑な条件を考慮した解析ができます。
さらに、1つのライセンスで熱解析だけでなく、構造・流体・電磁場など多様な解析機能を搭載しており、設計プロセス全体を一貫してサポートします。
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熱解析結果
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その他解析機能
製品検証に最適な計測器をご紹介
設計段階で解析により熱設計の妥当性を検証した後、実機を使用した評価を実施する必要があります。
本ページでは、通電/通信状態における回路ごとの温度特性評価の構築例をご紹介します。
レンタル可能品のご紹介
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レンタル
エスペック(株)
低温恒温恒湿器
PL-3J
- 温度:
- −40~+150℃
- 湿度:
- 20%RH~98%RH
- 容量:
- W600×H850×D800
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レンタル
日置電機(株)
メモリーハイロガー
LR8450
- サンプリング周期:
- 10ms
- チャンネル数:
- 最大120ch
- 測定項目:
- 電圧/温度/湿度/抵抗/ひずみ
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レンタル
- 出力電圧:
- 0~1000V
- 出力電流:
- ±60A
- 出力電力:
- ±20kW
- 入力電圧:
- 三相200V
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レンタル
- 出力電圧:
- 0~161V/0V~322V
- 最大電流:
- 120A/60A(単相),40A/20A(単相3線,三相)
- 電力容量:
- 12kVA(単相,三相),8kVA(単相3線)
- 入力電圧:
- 三相3線200~240V
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レンタル
菊水電子工業(株)
電子負荷装置
PLZ1205W
- 動作電圧:
- 0.25~150V
- 電流:
- 240A
- 電力:
- 1200W
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レンタル
キーサイト・テクノロジー(株)
ベクトル信号発生器
N5182B
- 周波数範囲:
- 9kHz~6GHz
- 出力レベル:
- −110~ +18dBm
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レンタル
キーサイト・テクノロジー(株)
シグナルアナライザ
N9030B
- 周波数範囲:
- 3Hz~50GHz
- 測定レベル:
- -164~ +30dBm
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レンタル
キーサイト・テクノロジー(株)
ベクトルネットワークアナライザ
E5080B
- 周波数範囲:
- 9kHz~4.5GHz
- 信号出力レベル:
- -60~+10dBm
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