半導体を用いる事で負荷の大きさを任意に設定でき、電流(負荷電流)を引き込むことができる装置です。
様々な電源の出力に模擬負荷として接続することで、電源の性能を試験することが可能です。
また、異なる4つの負荷モードがあり用途よって選択することが可能です。
電源装置そのものの試験を実施する際には必ず、電流を引き込む「負荷」が必要です。
電子負荷は、電子回路や電源装置、電池などの性能評価試験や製品の検査に用いられます。
具体的には、以下のような用途があります。
設定した電流値で動作し電圧が変動しても電流は一定になります。
一般的に定電流(CC)モードはスイッチング電源の負荷変動試験や電池の放電試験に使用されます。
設定した電圧値で動作し電流が変化しても電圧は一定になります。
充電器のような定電流出力の電源装置を試験する場合に使用されます。
設定した抵抗値で動作し設定値に応じて、放電の電流値を決定します。
受動素子である抵抗の代わりに電子負荷を接続する場合に使用されます。
設定した電力値で動作し放電中に電圧が変化した場合、変化に応じて一定の電力を消費させることができます。
電源装置や電池の自己発熱や電源装置の変換効率を測定する場合に使用されます。