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いまさら聞けない 計測器の基礎
「騒音計」について知りたい

騒音計とは

騒音計(Sound level meter)とは、音の物理的性質を数値化する測定器です。
集音用のマイクロホンが搭載されており、この集音マイクによって算出された数値を騒音レベルと言います。単位は、dBデジベル。
機械や車・飛行機の騒音測定や、防音設備の性能試験に使用します。

騒音計は計量法で定められた法定計量器であり、「普通騒音計」と「精密騒音計」の2種類に分類される法定計量器であることから、取引証明に使用する際には検定に合格した騒音計を使用しなければなりません。
騒音計の規格は、国内ではJIS C 1509シリーズ「電気音響─サウンドレベルメータ(騒音計)」で定められています。

※騒音計における検定の有効期間は5年となっています。

【騒音計の種類】

  • 〇普通騒音計(クラス1)

    環境騒音測定を目的とした騒音計で、室内や屋外・工場などの測定に使用される一般的な騒音計

  • 〇精密騒音計(クラス2)

    様々な分野の騒音研究、高い精度を求める測定にも対応した騒音計

【音圧レベル】

騒音の分野において、音波の強弱(音圧)の物理的な尺度として用いられ単位は dB(デシベル)で表わされます。

  • 騒音レベル(dB) 程度の例
    120 ジェットエンジン
    バイク加速時
    100 車のクラクション
    ガード下
    80 地下鉄内、騒々しい工場
    街頭
    60 昼間の街頭、デパート内
    静かなオフィス
    40 閑静な住宅地
    深夜の郊外住宅地
    20 深夜の郊外、ささやき声
    呼吸音
    0 最小可聴音

【周波数重み付け特性】

通常、騒音を測るのに使われるのは、人の聴感特性を考慮した周波数重み付け特性Aです。

  • 周波数重み付け特性A 人間の聴覚に近い補正
  • 周波数重み付け特性C ほぼ平坦な重み付け(8kHz以上の高周波数、及び31.5Hz以下の低周波数を補正)
  • 周波数重み付け特性Z 補正なし

人間が聞き取れる周波数は約20Hz~20,000Hzの範囲と言われています。また、年齢を重ねた時には高音域が聞こえづらくなるなどの特徴もあります。これらを外れた低周波や超音波の音域は聞き取る事ができません。
電子機器の場合は人間に聞こえない音も計測し音の大きさを表示するため、人間が感じる音の大きさと機械が計測する音の大きさにはギャップが生じます。このギャップを改善する目的で作られた補正が、「周波数重み付け特性」の「A特性」です。

【騒音の環境基準】

環境基本法に基づく騒音に係る環境基準について、騒音に係る環境上の条件について生活環境を保全し、人の健康の保護に資する上で維持されることが望ましい基準(環境基準)が定められています。

下記は地域の種類ごとに基準となる騒音レベルを示しています。

地域の類型 基準値
昼間 夜間
AA 地域
療養施設、社会福祉施設等、特に静穏を要する地域
50dB以下 40㏈以下
A及びB 地域
主に住居用地域
55dB以下 45㏈以下
C 地域
主に商業/工業用地域
60dB以下 50㏈以下
地域の類型 基準値
昼間 夜間
A地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する地域 50dB以下 40㏈以下
B地域のうち2車線以上の車線を有する道路に面する地域 及び C地域のうち車線を有する道路に面する地域 65dB以下 45㏈以下

出典:環境省「騒音に係る環境基準について」

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