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いまさら聞けない 計測器の基礎
「恒温槽」について知りたい

恒温槽とは

恒温槽(こうおんそう)とは、特定の温度を一定に保つように制御され、外部環境の温度変化から影響を受けずに、安定した温度条件を提供することが可能な容器です。

また、湿度も調節できる製品は別名、恒温恒湿器(こうおんこうしつき)と呼ばれます。

恒温槽の原理と特徴

温度制御

温度を制御するためには、センサーが温度を測定し、それに基づいてヒーターやクーラーが作動します。

加湿/除湿制御

湿度を調整するために使用されます。加湿器は水蒸気を供給し、除湿器は空気中の水分を取り除きます。

恒温槽の用途

恒温槽は、以下のような多様な分野で利用されています。

科学研究

生物学や化学の実験で、反応条件を一定に保つために使用されます。

製造業

製品の品質管理や試験において、温度条件を厳密に制御するために必要です。

医療

医療機器や薬剤の安定性試験においても重要な役割を果たします。

環境試験

温度と湿度を制御し、製品開発時の過酷試験に利用されます。

恒温槽の画像

恒温槽の種類

恒温槽にはいくつかの種類があります。恒温水槽は液体を一定温度に保つためのもので、恒温乾燥器は乾燥プロセスに使用されます。

また、恒温恒湿槽は温度だけでなく湿度も制御できるため、特定の環境条件が必要な試験に利用されます。

恒温(恒湿)槽

温度だけでなく湿度も一定に保つことができる装置で、特に湿度に敏感な材料の試験に使用されます。

恒温乾燥器

試料や器具を乾燥させるために使用される装置で、高温での動作が可能です。生物学や微生物学の分野での乾熱滅菌にも利用されます。

恒温水槽

液体を一定の温度に保つための槽で、化学実験や生物実験で広く使用されます。試料を入れたフラスコを攪拌しながら温度を一定に保つことができます。

環境試験器

温度と湿度を一定時間ごとに上昇、下降させることができる装置です。その他、気圧・水圧・振動・ノイズにも対応した専用の装置もあり主に信頼性試験に利用されます。

フロン排出抑制法について

2015年4月から「フロン排出抑制法」が施行されたことによりフロン類を使用した「業務用の冷蔵機器及び冷凍機器」の管理者(所有者・ユーザー)に機器の定期的な点検が求めらるようになりました。(点検の実施、冷媒/充填量と放出量の記録・報告、冷媒漏えい時の適切な対処、点検・修理等の履歴保管)

  • 簡易点検:第一種特定製品(業務用冷凍空調機器)は3カ月に一回の簡易点検
  • 定期点検:冷凍機の定格出力が7.5kW以上の機器は、年に1回以上の定期点検

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