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燃料電池の特性試験に対応する計測器をレンタルでご提供

燃料電池の普及が求められている背景

燃料電池の普及が求められている背景は、地球温暖化の問題・化石燃料を消費する際に排出される温室効果ガスの削減・自動車の燃費規制が年々強化されている状況があります。事例として、自動車メーカーはCO2排出量の削減に向け、水素と酸素の化学反応により発電した電気エネルギーを活用する燃料電池車の普及があります。

燃料電池の特性試験の課題

燃料電池の評価試験は、スタックの状態変化を把握するために内部インピーダンスのモニタが欠かせません。これに対して、⾼電圧・⼤電流を扱うFCフルスタックベンチは厳しいノイズ環境のため、インピーダンス測定で正確に測定することが困難です。SMFLレンタルは、これらを評価する際に欠かせない計測器をお客様のご要望に合わせて最良のご提案をさせて頂きます。

こんな試験におすすめ

  • 燃料電池の寿命試験

  • 水の電気分解による製造装置

  • 燃料電池に使用する部品評価

①FCスタック インピーダンス計測システム:計測技術研究所

FCスタックの開発評価は、スタックの状態変化を把握するために内部インピーダンスのモニタが欠かせません。これに対して、⾼電圧・⼤電流を扱うFCフルスタックベンチは厳しいノイズ環境のため、インピーダンス測定で微小信号を正確に測定することが非常に困難でした。計測技術研究所製「FCスタック インピーダンス計測システム」は、耐ノイズ性に優れた計測フロントエンドと信号処理技術により、厳しいノイズ環境下で⾼精度で安定したインピーダンス測定が可能です。当システムをレンタルにてご提案いたします。

※長期レンタル(3年~5年)のご提案となります。

接続図の画像

評価項目

燃料電池交流インピーダンス測定

Cole-ColeプロットでFCスタック全体の状態を把握し、 着目する周波数のインピーダンスの変化を「固定周波数モード」でトレンドグラフに表示させことでFCスタック内部の状態をモニタすることができます。

  • 固定周波数モードの画像
  • 固定周波数モードの画像

ブロック図

動作原理の図

仕様

区分 項目 内容 備考
スタック
高電圧
信号入力
ch 数 1ch
入力レンジ 200mV~2000V 最大入力1000VDCV または 1414Vpeak(1kHz以下)
同相入力電圧 最大 800V *1)
セル電圧低電圧用
+セル電圧
信号入力
ch 数 最大13ch
入力レンジ 10mV~200V 最大入力 140V(DC+AC Peak)
同相入力電圧 最大電圧400V *1)
電流
信号入力
電流センサ DC-CT
検出電流 最大 1000A 減衰比1500:1 / シャント抵抗:3Ω
電圧、電流信号
測定機能
A/D 分解能 16bit
サンプリングレート 最大 1MS/s
周波数帯域 300kHz
帯域制限(LPF) 400Hz/4kHz/40kHz/Full
インピーダンス
測定部
測定モード ・周波数スィープモード 固定周波数 : 単一 / 2周波数 *3)
・固定周波数測定モード
・DC測定モード *2)
周波数範囲 0.01Hz~10kHz 19Hz未満はDCカップリング
19Hz以上はACカップリングで測定
周波数測定分解能 最大20ステップ / decade
周期数 1 / 2 / 4 / 8 周期 1kHz以上は設定周期数のx10倍.
サンプリングレート 測定周波数の x1000倍以上
測定確度 1% 交流信号レベルが測定ンジの20%以上で抵抗負荷 (位相差 =0)の場合
固定周波数測定間隔 1 秒以内 1kHz固定, 1ch測定時
交流重畳制御信号 ±10V 交流重畳用電子負荷装置制御
一般仕様 周波数 47Hz~63Hz
定格電圧 / 消費電力 100/220VAC±10% / 260VA 電圧範囲は工場出荷時固定
動作範囲 5~40℃
その他 非常停止機能 無し 必要な場合はお客様設備側で用意

※1) システム全体の同相入力電圧は、交流重畳用電子負荷装置の仕様で制限される場合があります。

※2) 「DC測定モード」は繰り返し測定した直流レベルの電流、電圧値をトレンドグラフに表示します。 この機能は、インピーダンス測定前のDC電流やDC電圧を確認したい場合などで活用頂けます。

※3)「固定周波数測定モード」には単一周波数の測定以外に異なる2種類の周波数のインピーダンスを同時に測定する “2周波数測定機能”があります。

②水素製造用直流電源:エヌエフ回路設計ブロック

水素製造用直流電源は、水素の精製量に応じて電源出力が決定されます。水素の精製量に応じて決定される電源出力など、お客様のご要求に合わせてご提案いたします。

※長期レンタル(3年~5年)のご提案となります。

水素製造用直流電源の画像

水素製造装置のシステム構成

電解槽に組込まれているセルスタックに水を供給して直流の電気を流すことで、酸素と水素を取り出すことができます。

全体としては非常にシンプルなシステム構成となっています。

水素製造装置のシステム構成の図

仕様

サイリスタ型直流電源 インバータ型直流電源
交流入力 AC100V~400V、DC入力可能
出力電圧 8~700V(単体にて、直列接続不可)
出力電流 10~5000A(単体にて、並列接続可)
最大出力電力 750kW 160kW
制御方式 サイリスタ位相制御 インバータPWM制御

参考資料:

日置電気 株式会社
https://www.hioki.co.jp/jp/information/detail/?id=2788

株式会社 計測技術研究所
https://www.keisoku.co.jp/pw/product/power/fc-stack-impedance/

日本エマソン 株式会社
https://www.ni.com/ja/innovations/case-studies/19/developed-a-new-method-for-measuring-the-impedance-of-fuel-cells-and-built-a-verification-environment-with-pxi.html

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