絶縁抵抗試験とは、絶縁不良(電気漏れ)を起こしていないかどうかを確認する試験です。
耐電圧試験は、高電圧をかけて絶縁破壊されないかを確認する試験ですが、絶縁抵抗試験は主に、弱電回路や低圧電路、高圧電路の絶縁性能が劣化により「測定部分の電流が規定値以上に通電していないか」を確認します。
絶縁されている部位に一定の電圧をかけ、漏れ電流を測定することにより絶縁抵抗を算出します。
電気製品には、絶縁抵抗試験の内容と保証すべき抵抗値が記載されています。
絶縁抵抗を測定する箇所は大きく分けて、「線間絶縁抵抗」、「対地間絶縁抵抗」の2種類があります。
各相間の絶縁抵抗の健全性を試験します。線間絶縁抵抗が劣化しますと、短絡状態になります。
各相と大地間の絶縁抵抗を試験します。対地間絶縁抵抗が劣化すると、地絡状態になり、大地に流れる漏れ電流が大きくなります。
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