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いまさら聞けない 計測器の基礎
バイポーラ電源の特徴・用途について解説


バイポーラ電源とは

バイポーラ電源とは+、-両極性を出力でき、第一象限から第四象限の全領域で動作できる電源です。

第一象限と第三象限では電力を供給(ソース)し、第二象限と第四象限では電力を吸収(シンク)することが可能で、誘導性負荷(インダクタ)や容量性負荷(コンデンサ)を駆動することに適しています。
一方、一般的な直流電源はグラフ上の第一象限と第三象限でなければ駆動できないので、抵抗負荷以外の駆動には不向きです。

  • バイポーラ電源が好適

    負荷線が第一象限から第四象限まですべてに存在

    • 誘導性負荷(インダクタ)の駆動
    • 容量性負荷(コンデンサ)の駆動
  • 直流電源が好適

    負荷線が第一象限と第三象限にだけに存在

    • 抵抗負荷の駆動 

4象限(バイポーラ)動作概念図

動作概念図

バイポーラ電源には、任意波形発生機能やシーケンス機能を装備しているモデル、 ISO16750-2やISO7637-2等の規格に対応したモデルがあります。

また発生器を持たず、入力と出力のみのモデルもあります。

バイポーラ電源の代表的な製品と特長

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